警察官の不祥事が後を絶たない。今度は捜査対象者の氏名、住所などが書かれた捜査メモを紛失した。そのメモを拾った人物が、なんと捜査対象者の妹だったというのだから、警察署長の苦虫をかみつぶしたような表情が目に浮かぶようだ。
コピーされ暴走族仲間にばらまき
兵庫県伊丹市で先月7日(2013年9月)、バイク30台による集団暴走事件があった。この事件を調べていた西宮警察署の警察官が、捜査対象者の氏名、住所、学校名が書かれた捜査メモを、今月15日に落としてしまった。メモを拾った捜査対象者の妹はメモを母親に見せ、母親はコピーして名前が載っていた残り7人の捜査対象者に配ってしまった。
そうとは知らず、警察は21日に家宅捜査のために捜査対象者の自宅を訪れたところ、母親から「メモを拾いましたよ」と申告された。ところが、警察は身内の怠慢を謝罪すると思ったら、「2人逮捕できました。(メモの紛失は)影響ありません」と逆に胸を張ったという。
サブキャスターの菊川怜(女優)「もし凶悪事件だったら大変ですよね」
キャスターの小倉智昭「よりによって身内が拾ったのも何か妙ですが、影響がなかったとしても捜査メモなんか落とすなっちゅうの」
今回は赤恥を掻いただけで事なきを得たかもしれないが、こんな怠慢を繰り返していると、いずれは大事件に繋がる。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト