阪急阪神ホテルズ「ウソだらけのレストランメニュー」キャビアと偽ってトビウオの卵

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   ホテルやレストランを運営する阪急阪神ホテルズ(大阪市)はきのう22日(2013年10月)、料理のメニューの表示と異なる食材を使っていたと発表した。2006年から7年間に47種類の料理を7万8775人が食べたという。申し出た客には返金するというのだが、1億円以上になるとみられる。

ステーキ肉に牛脂注射!肉汁たっぷりだって?

   明らかになったのは、8つの直営ホテルと4件の運営レストランで、偽装は社内調査でわかった。「知識不足や表示に対する理解力の鈍さ」からの「誤表示」という。ではどんなことか――

「有機野菜のプチサラダ」→一部有機野菜でなかった
「鮮魚のムニエル」→冷凍保存の魚
「沖縄まーさん豚」のカツ→沖縄産ではない豚肉
「天ざるそば(信州)」→中国産
「若鶏の照り焼き、九条ねぎのロティと共に」→一般的な青ネギ白ネギ

   弁護士の野村修也は「『九条ねぎはやっぱりちがうよね』とかいいながら食べたと思う。裏切りだ」と苦笑いだ。ほかにも――

「サイコロステーキと鮮魚のフリッター、完熟トマトのフォンデュソース」→牛脂注入のサイコロステーキと冷凍保存魚
「手捏ね煮込みハンバーグ定食」→手捏ねでない既製品
「クラゲのレッドキャビア添え」→キャビアでなくトビウオの魚卵

   高畑百合子アナが「レッドキャビアは50グラムで1760円、魚卵は300円です」と伝える。司会の井上貴博アナは「素人でも違いがわかるじゃないですか」いうが、本当かな。コメンテーターとして登場したプロゴルファーの村口史子も「わかんないのがおかしい」。まあ、キャビアとトビっこ(トビウオの卵)はかなり色も大きさも違う。

「やっぱりうまいねなんて言って食べてた」騙された元総務相

   まだある――

「芝海老とイカのクリスタル炒め」→バナメイ海老
「魚市場直送の鮮魚をX.O醤炒め」→冷凍魚
「マンゴースムージー ミルク仕立て」の但し書きには「フレッシュマンゴー」→冷凍カットマンゴー
「苺とチョコのシュー・ア・ラ・モード」の但し書きには「手作りチョコソース」→既製品のチョコソース

   消費者庁は「景品表示法の不当表示にあたる」として調査するというが、高級食材の代わりに普通の安い食材を使っていたのだから、世間の常識では「誤表示」とは呼ばない。偽装である。

   元総務相の片山善博(慶応大教授)「ここまでくると悪質ですね。信用に関わる。私も当該のホテルで霜降り肉を食べたことあるんですが、ひょっとしたら『脂注入』だったかも」 (笑)

   井上「それでうまいと言ってた!?」

   片山「言ってたと思います。とんでもない話です」

   司会がみのもんただったらきっと食べてるに違いないから、もっと盛り上がっただろうな。

文   ヤンヤン
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