福島原発「汚染雨水あふれ」ブロックできず!これのどこがコントロールか!?

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   4か月ぶりに国会論戦が始まった。きのう21日(2013年10月)の衆院予算委では、アベノミクス、TPP、特定秘密保護法案などで野党が攻めたが、例によってとらえどころがない論戦となった。わかりやすいのは福島の汚染水問題だった。民主党の玉輝雄一郎氏は、安倍首相が国際オリンピック委員会(IOC)で「(福島原発の)汚染水は完全にブロックされている」といったことをとりあげ、「国民は疑問を持っている」と迫った。安倍首相は「残念だ。もっと正確な情報を発信していきたい」と答えたが、現場は「ブロック」どころではないことは日本中が知っている。

基準値超える放射性ストロンチウム海に排出

   福島原発ではおとといの大雨で、汚染水タンクの周囲の11か所でタンクを囲った堰から水が溢れた。うち6か所で排出基準値を超える放射性ストロンチウムが検出された。最大は1リットル当たり710ベクレルがそのまま海に排出されていた。東京電力は「強い雨でタンクに移送する作業が間に合わなかった」と説明している。台風27号に備えて、高性能の排水ポンプを追加設置する移送パイ プも太いものに交換するなどの措置をとるという。

   こうした事態を前に、安倍首相は「国が前面に立って国際的な約束を守らないといけない」と答弁したが、何の説得力もない。そもそも、汚染雨水があふれ出たのは、汚水タンクの周りの堰に台風26号による雨水が残っていたところへ、さらに雨が降ってあふれてしまったという単純ミスだ。その前には、満杯のタンクに送水してしまったりとお粗末の連続だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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