伊豆大島再び大雨!なぜ逃げない?「避難勧告」に従った島民3割弱

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防災無線鳴りっぱなしで「うるさい」と聞かず

   司会の羽鳥慎一「避難勧告は住民に行き届いていたはずですが、それでも避難しないというのはなぜでしょう」

   防災システム研究所の山村武彦所長はこんな説明をした。「防災無線の受信機は各家庭にあります。でも、防災無線といっても以前は生活無線で、東京行きの船は何時に出るなどのお知らせが多かった。今回、私が現地調査に入ったら、この防災無線がほぼ1日鳴りっぱなしでした。それで、うるさいとボリュームを落とす人がいました。

   26号の時のことで役場が過敏となり、それに住民が戸惑いを感じているという面もあると思います」

   羽鳥「さらなる被害を防ぐためには、何が必要でしょうか」

   山村「島のあちこちには手つかずの26号による爪痕が残っています。こうした場所を役場が調査をして正確な情報を住民に伝えること。このあたりという情報ではなく、ピンポイントの情報を伝えることです」

   コメンテーターの石原良純(気象予報士・タレント)は「避難勧告を出したからそれで終わりというわけではない。人によって情報の受け取り方が違いますからね。26号で特別警報がなぜ出なかったが問題になりましたが、今回は特別警報が出ていないからまだ大丈夫という本末転倒なことが起きているのではないかと心配します」

   羽鳥が「今週末に台風27号が日本に接近するという予報があります。28号も発生しました」と伝える。この10月は台風が実に多い。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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