そのとき町長不在!避難勧告発令の代理担当者決めてなかった?
土石流発生当夜、川島理史町長は大島にはいなかった。気象庁は東京都を通して大島村役場に避難勧告の発令を促したが、町長は発令しなかった。「大雨による夜間の避難は危険だと思った。痛恨の極みだ」という。
山本孝二・元気象庁長官は「消防庁の地域防災計画では、警戒情報が出たときに知事など行政トップが不在の時は、気象庁との連絡や住民などとの連絡を誰がするのか明確に定めています。それが今回機能をしなかった」という。
長島一茂(スポーツキャスター)「危険性を行政が住民に教えたのか、教えていなかったのかという問題を超えていますよね。台風からの被害から逃げようとするのは恥ずかしいことではない。体験したことがない災害にあったときに、自分がどうすべきか、何をするべきかを考えておく必要があると思います」
新たに発生した台風27号は26号と同じコースをたどる可能性が高いという。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト