台風26号の惨禍を受けた伊豆大島、17日(2013年10月)も自衛隊や警察、消防などによる救助作業が続けられた。作業が難航し、死者は22人、このうち11人の身元が確認されたが、依然27人の行方が分かっていない。
災害発生から18日朝で54時間が経過し、生存率は72時間といわれる切迫した中で1100人体制で捜索が行われている。現地で取材している岸本哲也リポーターが「重機が奥へ入れないために、すべて手作業となっています。流木とガレキが絡み合い、その隙間に粘土質の火山灰が入り込み、救助作業を難しくしています」と伝える。
18日朝現在、勢力を強めながら北上中
来週、日本列島に再び台風が接近しそうだ。気象予報士・達武史は「19日から断続的に雨が降り、23、24日ごろに台風27号が26号とほぼ同じようなコースをとってやって来そうです」という。
27号は18日朝には勢力を強めて北進中で、23日午前3時には九州の南海上に到達する見通しだ。気象庁の予測は現在ここまでだが、その先を予測しているヨーロッパ中期予報センターによると、24日午前9時には26号とほぼ同じコースをたどり大島付近を通過するとしている。
天達「三原山の外輪山にはまだ地表が崩壊しそうなところが残っており、一人ひとりが異常を感じて対応して欲しいです
」キャスターの小倉智昭も「二次災害が起こらないよう気をつけないといけないですね」と呼びかけた。