三鷹ストーカー殺人・池永チャールストーマス「交際女性の裸画像」大量収集―警視庁も余罪捜査

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

セックス最中に動画撮られた女性「ノートパソコン覗いたら全裸女性の画像いっぱい」

   だが、池永は沙彩さん以外の女性にも「卑劣な腹いせ行為」をしていたというのである。被害者は兵庫県在住のB子さん(24)。B子さん本人とその家族から事情を聞いた人物がこう打ち明けている。<「一昨年の秋頃、出会い系のチャットで知り合ったのが池永でした。ハーフで英語が得意だといい、モデルのようなイケけてる写真を送ってきたそうです。会うようになって何度か体を重ねたが、行為中に携帯で動画を撮られた自覚があったとのことでした。

   その後、池永が持ち歩いていたノートパソコンを覗く機会があり、B子さんはその中に大量の女性の裸の画像を保存したファイルを見つけてしまった。池永本人らしき男が映りこんでいるものもある。B子さんは池永に不信感を抱き、もう会わないと切り出した。それが昨年の二月のことだったそうです」>

   しばらくして、 B子さんのもとに池永から『恨みのメール』が送られてきた。<「そこにはURLが貼られていて、リンク先に以前撮られた動画がアップされていた。女性は友人男性に相談し、池永に削除するようかなり強い口調で電話をしてもらった。池永はその際はあっさり謝罪して引き下がっている。今回の事件後、B子さんの家族に警視庁から電話があり、事情を聞かれたそうです」>

   沙彩さんと池永の交際は1年弱のようだ。彼女から別れを切り出したが、池永のほうは未練たっぷりで、よりを戻したいと訴えていた。今年6月、沙彩さんの父親が池永に娘に連絡をしないでくれと通告している。そして両親と一緒に三鷹署に相談に行った日に、彼女は刺されてしまったのである。

   桶川女子大生殺人事件でストーカー法がつくられたが、その後もストーカー殺人は後を絶たない。法を生かす警察側の積極的な運用が必要なのではないか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

姉妹サイト