警視庁のお巡りさんが勤務中に制服で出掛けたまま行方不明になっている。乗っていた自転車や制帽は発見されたが、実弾5発の入った拳銃は発見されていない。事故なのか、何か事件に巻き込まれたのか、両面で捜査している。
嵐の中、騒音苦情の電話受け1人で出動
行方がわからなくなっているのは、綾瀬署地域課所属で東京都足立区の中央本町交番に勤務する男性巡査長(24)で、台風が襲ったおととい15日(2013年10月)午後11時ごろ、騒音の苦情を受け、自転車に乗って1人で現場に出動した。
しかし、約30分後に無線の呼び掛けに応じたのを最後に、連絡が取れなくなった。署員が付近を捜索したところ、2時間後の16日午前1時半ごろ、交番から2キロ離れたJRの高架下で自転車が見つかった。そこは巡査長が向かった苦情の現場とは逆の方向だった。さらに30メートル離れた公園近くの用水路のわきに無線機と制帽があったが、実弾入りの拳銃と警察手帳、携帯電話は見つかっていない。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト