「何のために生まれて何をして生きるのか」
コメンテーターの宇治原史規(タレント)いまでもアンパンマンをネタにする芸人が大阪には多いですよ。それだけ身近な存在だったんです」
司会の羽鳥慎一「アンパンマンのテーマソングである『アンパンマンのマーチ』は歌いやすいので誰でもすぐに覚えられますが、歌詞をあらためて書き起こしてみると、心にも響くようなことが書かれています。これには驚きました」
萩谷順(法政大学教授)もアンパンマン好きだった。「今でも僕はアンパンマンやドキンちゃん、カレーパンマンにばいきんまんなど主要キャラクターがすぐに出てきますよ。アンパンマンは世代を超えた存在です。死して後已むという言葉が論語にありますが、意味は死ぬまで努力をし続けるということです。やなせさんはその姿を見せたかったのではないでしょうか」と話す。
「何のために生まれて何をして生きるのか」というアンパンマンのマーチの一節をいまこそ口ずさむ中年世代も多いはず。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト