猛暑、ゲリラ豪雨、竜巻に続き、秋になっても異常気象は終わらない。今度は例年になく台風が次から次に発生し、あす16日(2013年10月)午前中には、ここ十数年で最大・最強級の台風26号が関東に上陸する恐れがあるという。
今年日本に接近した台風の強風域は大きいもので直径1000キロ程度だったが、26号は1300キロから1400キロに及ぶ。きょう15日、近畿や東海地方に接近し、その後は暴風域を伴ったまま関東地方に近づき、上陸する可能性もあり、上陸すれば、関東ではこれまでの最強クラスとなるという。
10年前に同じような22号!横浜でトラック38台横倒し
気象予報士の二村千津子は「あす16日の明け方でも955ヘクトパスカルを予想していますので、接近するタイミングでは猛烈な風や波、広範囲での大雨が予想されます。関東地方では午前7時から8時ごろが非常に激しい雨になりそうです」と警告する。
司会の羽鳥慎一「通勤、通学の時間帯が心配ですね」
大型というほかに、もうひとつ注意しなければいけない点がある。2004年の台風22号とコースや勢力がよく似ているのだ。この時は横浜で最大瞬間風速39.9メートルを記録し、トラック38台が横倒しにされるという大変な被害をもたらした。厳重な警戒が必要なわけだ。
ベランダの鉢植え取り込みや懐中電灯準備
それにしても今年は台風が多い。例年だと、9月に発生する台風は平均4.8個だが、今年は8個発生、10月に入ってすでに3個発生している。二村も「今年は9月以降、3日から4日に1つのペースで発生しています。10月までに26個もの台風が発生するのは、実に19年ぶりのことです」という。
なぜ多発するのか。二村の解説によれば、「日本に影響ある台風は赤道付近のフィリピンの東の海上で発生します。今年、発生数が多くなっている原因は、この海域の海水温が9月以降、平年よりも約1度高い状態が続いていることが考えられます」
ともかく、やってくる台風に備えなくてはならない。司会の赤江珠緒は「接近前にできるることはどんなことでしょうか」と聞く。
二村は(1)大雨に備え、雨どいや側溝の掃除(2)ベランダの鉢植えの室内にしまう(3)停電に備え懐中電灯の準備の3つをあげた。