全盲の国際的なピアニスト・梯剛之さんが行方不明になり捜索願が出された。笠井信輔アナが伝えたところによると、先週10日(2013年10月)午後7時ごろ、姉が自宅に電話してところ不在だったが、午後7時45分ごろに本人から姉に「自宅近くのファミリーレストランにいる迎えに来て欲しい」と電話があったという。
姉が迎えに行ったが姿が見えず、それっきり連絡が取れなくなったという。11日に父親が警察に捜索願を出した。ただ、親族の一人が同じように行方不明になっており、一緒に付き添っている可能性もあると見られている。
家族らホームページで情報提供呼びかけ
梯は生後1か月のときに小児癌に罹って全盲になり、4歳のときからピアノのレッスンを受け始めた。1998年に若手の登竜門である世界3大コンクールの一つロン・ティボー国際音楽コンクールで2位に入賞し、以来、国内外で演奏活動を行なってきた。
今月18日の兵庫・宝塚市をスタートに、22日に北海道・釧路市、27日に北九州市と年内いっぱい公演が予定されている。その矢先の行方不明ということで、キャスターの小倉智昭は「今後のスケジュールが詰まっていますので、元気でお帰りになることを祈っています」と心配する。
笠井が最後にこんな情報を伝えた。「ホームページ上で情報の提供を求めたところ、いくつかの有力な情報が入ってきているようで、近々、居場所が分かるかもしれない状況のようです」
事件に巻き込まれたというより、何か家庭内の事情が絡んでいるのかもしれない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト