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そそる「週刊現代」袋とじ…鳥居清長のアソコのドアップ春画

   『週刊現代』『週刊ポスト』の今週の軟派記事のウリは、週刊現代が袋とじで「大英博物館が集めた 世界最高の春画コレクションすべて見せます」。鳥居清長の「袖の巻」ではアソコをドアップで見せているが、なかなかの迫力である。喜多川歌麿の「歌満くら」の筆遣いとアソコの描写がそそる。1600年頃のものだそうで、現存する中では古いほうに属しているという貴重なものらしい。興味のある方は買ってご覧あれ。

   週刊ポストはグラビアに見るべきものはないが、相変わらずの「死ぬほどSEX」シリーズは「あなたの知らない妻の『秘密』」で、「オナニー・不倫・強姦モノ・夫とのSEX・エロ漫画・VERY妻」とある。リードに<ついに男にとって最大のタブーともいうべき『妻の性欲』と、真剣に向き合う時が来た。だが、これから私たちが知ることになる現実は、男にとっては受け入れがたいデータや証言ばかりだろう。私たちは、あまりにも彼女たちの性欲を見くびっていたのではないか>と書いている。

   いまさらカミさんのオナニーなど知りたいと思う中高年男がいるのだろうか。女房が自分とのセックスをどう採点しているかなど知りたくもないはずだが…。異国風ラブホテルへ行って10年ぶりに妻とやりましたといわれてもね~。どこかネタ詰まりを感じさせる内容だが、もう1度練り直して再開したらどうか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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