近藤泰郎アナが突然聞く。「イノッチさん居酒屋に入って飲み物を聞かれたら、まずはなににします?」
井ノ原快彦キャスター「決まっているじゃないですか、ルービーよ」
近藤「この習慣が変わるかもしれない条例が全国に広がり始めているんです。すでに24の自治体で制定された通称『乾杯条例』です」
「とりあえずビール…」に勝てるか?
今年1月(2013年)、初めて「乾杯条例」を制定した京都市の居酒屋では客が「とりあえずビール」と注文すると、店員が壁に掛けられたポスターを指さす。「にほんしゅで、かんぱいして、おくれやす」
最初の1杯は日本酒でという乾杯条例は、京都市だけでなく、兵庫、広島、佐賀、石川、福島など全国24の地方自治体にある。ただ、街行く人は「知りません」「新しすぎ」「やっぱり1杯目はビールでしょ」と知名度と浸透度はいまひとつだ。
近藤「条例の狙いは地元の酒造産業に目を向けてもらう事です。日本酒のピークは昭和60年代で、いまは消費量は3分の1に減っています。どうにかしなければという思いが条例には込められているんです。結婚式で薦被りの日本酒をサービスで出すホテルでは、1月から9月まで消費が25%伸びたそうです」
ゲストのRIKACO(タレント)「この条例は自給率アップになっていいと思う」
井ノ原「最初から日本酒でいこうということになると、最後まで日本酒のなっていく傾向はたしかにあるよね」
酒好きの有働由美子キャスターがダメを押した。「条例だから飲まなきゃいけないんでしょ。しかたないから飲みましょうか」
なに言ってるんだろうね、しめたという顔しながら…。乾杯条例には強制力も罰則もなく、やっぱり最初はビールというのももちろん『違反』にはなりません。
(磯G)