被害者も両親も「まさかそこまでは…」油断なかったか
京都府立高校を卒業後、アルバイトしながら生活していた池永と女子高生が知り合ったのは2年前の12月で、インターネットの交流サイト「Face book」を通じてだった。女子高生は当時16歳、池永は19歳だった。遠隔交際が続いたが、アメリカに短期留学するのをきっかけに女高生から交際を絶ち、連絡を取り合うことはなかった。
ところが、今年3月に留学生活を終え帰国すると、池永からメールや電話が入るようになった。「会わないと死んじゃう」と自殺を示唆するメールが送信され、女高生が着信を拒否するようになると、今度は脅迫めいた手紙が届くようになったという。
女子高生の親戚の男性はによると、両親は事件直後に「たまたま当たった男が悪かったというか、変なやつに捕まっちゃったという感じで話していた」という。どこか切実感がない。池永が上京し自宅周辺にいて執拗に付きまとっていたのに、8日まで警察に相談しないというのは無警戒過ぎなかったか。池永に「殺すぞ」と脅された時点で届けるべきだったが、8日に警察に相談に訪れたときも、この脅しについては伝えていなかったという。 コメンテーターの為末大(元五輪選手)「狙われたらお終いみたいな社会。そうした社会は何とか防がなければ」
司会の小倉智昭が「自己防衛もこれから必要と思う」
ただ、ストーカー被害者の多くは初めての経験だ。どれほどの危険が自分に迫っているか気づかないといことがほとんどのはずだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト