きのう8日(2013男10月)に東京都三鷹市で起きたストーカー殺人の被害者の高校3年生・鈴木沙彩(18)は、フジテレビ系ドラマ「浅見光彦シリーズ」や映画などに出演していた。5歳の時に芸能事務所にスカウトされ、女優を目指していた美人だった。
目撃住民「冷静な感じでその場立ち去り。これが犯人なのと思える感じで…」
殺人未遂容疑で逮捕された池永・チャールス・トーマス(21)は住所も仕事も不明で、数日前から鈴木さん宅周辺を紫のターバンを巻いた奇妙な姿で歩き回るのを目撃されていた。
井口成人レポーター「鈴木さんは母親が見ている目の前で、自宅の庭先で刺され自宅前の道路に飛び出しました」
その瞬間を目撃した近所の住民は「もの凄い勢いで道路に転がり出て来ました。助けて!と叫んでいた感じだった」という。容疑者を目撃した主婦は「冷静な感じでその場を立ち去って行きました。落ち着き払って…。この人が犯人なのと思える感じでした」という。池永は犯行から約1時間半後に警察に発見され逮捕された。
井口「昨日朝に鈴木さんは母親と警察を訪れ、池永容疑者によるストーカー被害を相談していました。警察はその場から池永容疑者の携帯に電話をして警告をしようとしましたが、3回かけてもつながりませんでした」
警察対応に危うさ「相談受けてその場で警告」
コメンテーターの宇治原史規(お笑いタレント)「被害者が警察に容疑者の携帯番号を知らせるというのは、以前から番号を知っていたということでしょ。2人はどういう関係だったのだろう」
萩谷順(法政大学教授)「警察はストーカー被害の相談に積極的に取り組んでいるが、そのまま事態を放置すればどんなことが起きるのかという想定に困っています。嫌がらせで終わるのか、殺人事件にまで発展するのか。判断がなかなかできず後手後手に回るケースもあるわけです」
宇治原「一部の報道によれば、警察が容疑者の携帯に電話をしたとき、警告の留守番メッセージを残していたという記事もあります。被害者から相談を受けたその場で、すぐに加害者に連絡を取ろうとすることが良いことなのか。それが犯罪に走らせたという可能性も否定できないですよね」
司会者の赤江珠緖は「自分の意に沿わないから殺すというのは短絡的ですよね。それだけ今の日本では人間関係が希薄になっているのではと痛感します」
そもそも、留守番電話を受けたぐらいでやめるようなら、ストーカーなんかになっていないだろう。