まったく違う日本と欧米の競馬…世界一はまだ遠いのか
国谷「これだけのトラブルを抱えながらも、オルフェーヴルは2着なりました。日本の競走馬が2着になったのはこれで4回目です。でも、凱旋門賞の優勝という扉は閉じられたままです。日本の競走馬がこの扉を開けるためには、何をすべきでしょうか」
増田知之(日本中央競馬会東京競馬場場長)はこう話す。「日本と欧米の競馬はまったく違います。芝の刈り方、馬場のコースの作り、レースの運び方などが違います。欧米の競馬は終盤まで一丸となって走り、最後の直線にかかる手前から、ここがスタートラインだと優勝争いが始まります。これに備えるには、日本の競走馬の瞬発力、体力、スタミナなどをもう一段階引き上げる必要があると思います」
オルフェーヴルは今年の有馬記念が最後の出走となる。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2013年10月7日放送「凱旋門賞『世界一』にかけた夢」)