栃木の神社狙われる「銅葺き屋根」!深夜に上って剥ぎ取って持ち去り

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   栃木県内の神社で罰当たりの盗難が相次いでいる。寺の仏像が盗まれる事件はあったが、今度は神社の銅製の雨樋や屋根が剥ぎ取られている。河内郡上三川町の神社で9月23日(2013年)午前3時ごろ、隣接する寺の住職が神社で不審な物音がするのに気づいて駆けつけ、音のする屋根へ向けて懐中電灯を照らしたところ、気づかずに一生懸命作業する人物を発見した。

   しばらくして気づいたのか、パッと音が止み、その人物はいなくなったという。調べたところ、4万円相当の銅製の屋根がはがされ盗まれるところだった。このほかにも、栃木県内ではたて続けに2件の神社が銅製屋根が剥ぎ取られる被害に遭っており、そのうち1件は人を感知するセンサーライトが壊され、8万2000円相当の屋根板が剥ぎ取られた。

重労働の割には高くない銅相場

   狙われた神社に共通しているのは、いずれも人が常駐しておらず、人目につきにくい場所にあることだった。さらに狙われるのは裏側の屋根だった。深夜に屋根に上り、銅製の板を剥ぎ取る作業はかなりの重労働だが、その割に銅そのものの値段はそれほど高くない。

   作家の吉永みち子「のぼるだけでも大変。けっこう手間もかかるし技術力も必要ですよね。何よりも、この神社は音がしても大丈夫など土地勘がないとできないでしょうしね~」

   スポーツコメンテーターの長嶋一茂「屋根まで上って剥ぎ取る特殊技能があるなら、他にお金を稼げるんじゃない」

   これを聞いた盗っ人はこうつぶやいたかもしれない。「分かっちゃいね~な。東京と違って田舎はそんなに甘かね~」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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