鉄道の踏切や駅のホームで起きる悲劇は跡を絶たない。きのう1日(2013年10月)は神奈川県横浜市で74歳の男性が、「具合でも悪くなっちゃったのか」(小倉智昭キャスター)、詳細は定かならねど、遮断機の下りた線路上でうずくまっていたところ、40歳の女性が助けようとして電車にはねられた。
現場は人の多い踏切で、居合わせた人が緊急停止ボタンを押したが、間に合わずに女性は死亡した。男性は重傷を負ったが命は助かったという。
命の危険顧みず助けるべきか、いや自分の命優先は許されるか
命をかけて人を救った―出来事ではあるが、スタジオでは安易な「賞賛」や美談化に対して疑問を投げかけるようなコメントも聞かれた。
「賞賛したいと思うが、自分の命と引き替えになるような場合は、自分の命を優先していいのではないか。賞賛の先に、この行動でどうなるかを見据える気持ちも必要かな、と」(笠井信輔アナ)
一方、(自宅で?)このニュース夫婦で見ていた小倉は「ウチは二人とも助けに行っちゃうかなと話していた」という。もっとも、最近の小倉は以前とくらべると何かと「わからない」ことが多く、ここでも「でも、(助けるかどうか)その場にいないとわからないな」とつけ加えていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト