給食パンにハエ混入!「取り除けば大丈夫」児童に食べさせちゃった小学校

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   岐阜県可児市の小学校で9月上旬(2013年)、給食のクロワッサン100個に1個あたり1~4匹の小バエが(おもに表面に)混入する出来事があった――と聞くと、多くの人が眉をひそめそうな話だが、このとき学校側が「あきれた対応」(番組キャプション)を取っていた。

   学校はパンを提供した市の学校給食センターに電話で問い合わせたうえ、ハエ部分を取り除いて食べるべきとの返答を受けて、実際に児童にハエパンを食べさせていたのである。

「マニュアルでは『虫』は非危険異物。主食食べさせないわけにはいかない」

   この出来事は「とくダネ!」のスタジオで総じて不評を買った。しかし、番組のインタビューに出てきた給食センター所長は何やら自信ありげである。彼は混入自体は「遺憾であり、残念」とする一方で、「取り除いて食べるという今回の判断は正しかった」と強調した。なんとハエパンは食べるべき物だったのだ。

   なんでも、市の給食異物混入の対応マニュアルで、「虫」は非危険異物という扱いになっているからだという。そういった虫が(パン1個あたり?)数件の場合は、安全と確認できれば、異物を取り除いて食べる段取りなんだそうだ。

   「汚物とか菌の媒介のないハエと確認できた(かりにこのハエを食べてしまっても健康に問題は生じない)」「安全と判断できているのに、子供たちに主食を食べさせないのはどうかと」(所長)

   「とくダネ!」が調べたところ、他の3つの自治体でも似たようなマニュアルになっている。可児市のマニュアルが特別不備だったわけでもなさそうだ。

文   ボンド柳生
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