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何か問題でもあるのか?藤原紀香の正論「秘密保全法反対」

   美人の誉れ高い藤原紀香(42)がブログに掲載した「檄文」が芸能界に波紋を呼び起こしていると週刊文春が書いている。<「みなさん、『秘密保全法』って知っていましたか? 知らない人が多いので、今日はダイアリーに書いています。

   放射能汚染、被曝などのことや、他に、もし国に都合よく隠したい問題があって、それが適用されれば、私たちは知るすべもなく、しかも真実をネットなどに書いた人は罰せられてしまう。

   『国の情報は公開が大原則のはず』。そうですよね、国民の知る権利があると思います~最後に『いま一人一人が自分の声を上げないと』」>

   <秘密保全法は、外交や安全に関わる機密の漏洩防止のため、安倍政権が成立を目指しているものだ>(週刊文春)が、それについて彼女が反対することになぜ不都合があるのか、私にはわからない。週刊文春は、彼女の『正論』を朝日新聞、毎日新聞、赤旗が取り上げたことが気にくわないのか。

   話は紀香の発言に所属事務所が頭を抱えていると、あらぬ方向へ結論をもっていく。<紀香の所属事務所はバーニング系の「サムデイ」。バーニングの周防郁雄社長は、日頃から「タレントが色のつくような振る舞いをしてもらっては困る」と紀香の言動に眉をひそめています。紀香は「私は由緒ある藤原家の血筋を引く女」と周囲に語るなど元々プライドが高く、国民的女優として売れてからは、芸能界の育ての親である周防氏の言うことを聞かなくなった」(事務所関係者)>

   大新聞が「秘密保全法」の危うさを知っていながら、紙面で大きく取り扱わず、反対キャンペーンもしないことが問題の根底にある。タレントの言葉を引用しなければこの問題を論じられないというのでは、情けなくて涙が出てくる。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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