有望な若手俳優をたずねる「全力男子」コーナー第3回で、レポーターの大竹真が俳優の東出昌大(25)と剣道で対決してみせた。東出はモデルから俳優に転進して、いま話題のNHK朝ドラ「あまちゃん」では北三陸駅長の若いころを演じた。まさにブレーク前夜の男子である。
武器は189センチの長身!地元さいたまで少年剣士指導
東出は昨年(2012年)、「桐島、部活やめるってよ」で映画初出演し、悩める高校生役を演じて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。監督した吉田大八も最優秀監督賞を受賞している。「全力男子」に推薦したのも吉田大八監督だ。「(東出は)でかいですよね。やっぱり身長は武器だと思います」と話す。「物怖じしない。天然ともいうが、のびのびしたたたずまいがいい」
たしかにでかい。身長は189センチもある。この身長を生かしてモデルとして雑誌やショーに出て、パリコレ出演の経験もある。現在はやはりNHK朝ドラ「ごちそうさん」の主人公の恋人役の撮影のために大阪に住んでいるというが、休日には地元の埼玉に帰り剣道に励んでいるのだという。
剣道場のさいたま市緑区の中尾少年剣士会練習場に大竹が剣道着姿で現れた。「剣道3段。大竹真です」という。大勢の少年剣士が素振りをしている中に、ひときわ背の高い男が指導をしている。東出だった。うん、爽やかだ。この道場には小学1年生の時から通っている。「父がもともとここで剣道を教えていたので」という。
いま子どもたちの面倒も見ているが、「そんなにうまくならなくてもいい。継続することだったり、礼儀作法だったり、その方が大事。ここは家族みたいなものなので、暇があれば戻ってきて顔を出します」
大竹真レポーターと対決―無制限一本勝負で「面!」
大竹が「俳優しながらモデルもできる?」と聞くと、両立してないという。「モデルでも食っていけると絶対甘えが出る。役者として伸びないと思う。迷いなくスパット切っちゃいました。まず食べれるようになろう。その思いだけです」
撮影中のドラマのためのため「東京の家も引き払った」。撮影は大阪で月曜から金曜まであり、 土日に東京で仕事があると帰ってくる。「負けず嫌いなので全力でやってます。何事も」
映画『すべては君に逢えたから』で恋人役を演じた木村文乃(25)は「謙虚な方。空き時間も『現場にいたい』とずっといらっしゃったり。どこか少年ぽさもあるのがいいように作用しているんでしょうね。裏表のない人です」と話す。
大竹が勝負を挑んだ。3段同士の対決は規定の時間では「引き分け」となったが、あらためて東出が「無制限一本勝負」を挑んで、正眼の大竹に対して、東出は上背を生かした上段の構え。最後は東出の面が決まった。
大竹「剣道は性格が出るんです。東出さんは豪快で大きい」
今後について東出は「共演者とかスタッフの方々に好かれる人でいたい。一つひとつの仕事に誠実に向き合って全力でやる」と語った。
司会の加藤浩次は「悔しいです」(笑い)と自分が負けたような騒ぎだ。
キャスターのテリー伊藤「いい勝負だった」
大竹は「今後の活躍が楽しみ」と締めたが、加藤はなお「がっかりすることもある」と意味不明のごね。