9月19日(2013年)に亡くなった「任天堂」山内溥元社長をゲームソフトメーカー「スクウェア・エニックス」会長・和田洋一(54)がツイッターで悼んでいる。かつて和田が勤めていた「スクウェア」と任天堂が対立していた当時のエピソードを明かした。
任天堂とスクウェアは「ファミリーコンピュータ」の時代から信頼関係にあったが、ソニーの「プレイステーション」にソフト提供先を乗り換えたのを機に断絶した。その両者の関係を修復したのが和田氏だったのだ。
取り引きを再開しようと任天堂本社の最上階で「謁見」した山内氏は、「銀髪に紫のスーツ、鋭い眼に甲高い声」だったという。ゲームに例えれば「氷属性のドラゴン」の「ラスボス」で、「殺気を感じた人物はそうそういなかったので、以降組長を勉強させてもらいました」と畏敬の念を示し、「ご健在の間に大成功を報告したかった」と悔やんでいる。