状況証拠の積み重ねだけでは裁判むずかしいか
警視庁がインプラントを見つけた家宅捜索も徹底していた。風呂やトイレ、台所から流れた先の汚水槽をさらっているのは、確度の高い情報でもなければできない。インプラントのほかに人骨の一部が見つかったが、土田さんの不明から2年半もたっていて、DNA鑑定に耐えるものではなかったらしい。
菊地「状況証拠の積み重ねは容易ではないでしょうね」
加藤「仕事仲間でしょう。それをヤルというのは相当なものですよ」
死体遺棄・損壊の時効は3年。あと2か月だ。警視庁は家宅捜索で「証拠」をつかんでからじっくり時間をかけている。まだ未公表の情報があるのかもしれない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト