西東京のホストクラブ店長、元経営者の遺体溶かして遺棄!汚水槽からインプラント

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   3年前に失踪したホストクラブ経営者の死体を遺棄・損壊した容疑で、八王子署はきのう18日(2013年9月)に男女5人を逮捕した。逮捕者の自宅の汚水槽からみつかったインプラント(人工歯根)が失踪者のものと断定された。

メーカーと型を特定して600人しらみつぶし…最後に残った一人が被害者だった

   行方が分からなくなっているのは八王子市でホストクラブを経営していた土田正道さん(失踪時43歳)で、テレビにも出演するなど「西東京のカリスマ」として知られていた。2010年11月25日、クラブ近くの駐車場の防犯カメラに映像を残したあと消息を断った。

   その後、昨年9月になって、土田さんの携帯電話が壊されて、東京・桧原村の山中に埋められているのがみつかった。このとき八王子署は器物損壊でホストクラブを共同経営者していた元店長の玄地栄一郎(31)と元従業員・阿部拓也(26)を逮捕したが、2人は携帯を壊したことは認めたものの、 土田さんの失踪捜査の進展はないまま釈放された。

   さらに今年4月、警視庁は八王子市内の阿部の父親の秀樹(59)宅を大々的に捜索した。業者を使ってトイレから風呂、汚水槽までをさらった結果、人の顔の骨の一部とインプラントがみつかった。インプラントの形からメーカーと型が特定され、使った600人のうち599人を割り出した。警察は残るひとつが土田さんだと断定し、阿部らがここで土田さんの遺体を損壊したとみた。

   きのう逮捕されたのは、玄地、阿部、阿部の父親ら男女5人で、死体遺棄・損壊の時効は3年で、失踪から間もなく3年になるため警察も急いだとも見られる。

油脂や髪の毛を溶かす溶剤を大量購入

   警察は金銭トラブルがあったとみて調べている。5人はいずれも容疑を否認しているという。遺体の処理では、玄地が当時、油脂や髪の毛を溶かす溶剤を大量に購入していたことがわかった。薬品で溶かして下水に流した可能性が高い。

   司会の加藤浩次「599個のインプラントを一つ一つつぶっていって、消去法で残り1個は被害者しかいないとなったわけですね」

   本村健太郎(弁護士)「きわめて証拠が少ない事件です。遺体は発見されていない。顔の骨の一部は量が少なすぎてDNA鑑定もできなかったほどだそうです」

   加藤「しかし警察は逮捕に踏み切った」

   本村「消去法で特定したが、裁判ではこの型が本当に600しかなかったかどうかが争われるでしょう」

   むろん他の証拠を持っている可能性がある。警察とはそういうものだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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