「『またJR北海道!?』という声が聞こえてきそう」と司会の小倉智昭が言う。マスコミではひとたびある事物や事象が注目を浴びると、いろんな関連事例が大小問わず十把一絡げに発掘、スクープされ、「また!?」がまたぞろ出てくる傾向にあるが、それにしても今回の事案は「ヒドイですね」(菊川怜)などと非難の的となった。
会社は社員の犯行と分かって被害届取り下げ
今月7日(2013年9月)、「憧れの特急、北斗星」(小倉)でATSが「誤作動」し、車両点検などで1時間以上の遅れを生じた。この点検の最中に、運転士は自分の作業ミスが誤作動の原因だったことに気付き、それをATS故障のせいにしようとして、ATS2機をハンマーで叩いたり蹴って壊したというのである。列車はその後、残ったATSを活用して札幌から函館まで運行した。
さらには、隠蔽の上に隠蔽を重ねていた疑惑もあるという。JR北海道はATS破壊で警察に被害届を出したものの、その翌日に運転士の「犯行」とわかると、被害届を取り下げていたん。「運転士も隠そうとしたが、JR北海道もひょっとしたら隠そうとしたのか」(小倉)
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト