<1年前のワイドショー>「腹痛の安倍晋三がまた首相?」だれも信じちゃいなかった1年前―自民総裁選でもお味噌

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   自民党総裁選を2週間後に控えた去年のこの時期でも、安倍晋三元首相が総裁選の有力候補になるとは、党内のほとんどが考えていなかった。総裁を争っていたのは、当時の石原伸晃幹事長と石破茂前政調会長らで、<自民総裁選乱立!党員・党友で優位の石破か、長老の受けいい石原か>(フジテレビ系「とくダネ!」)、<谷垣総裁不出馬「長老に嫌われ石原幹事長が寝首」相変わらず古い自民党>(TBS系「朝ズバッ!」)という情勢だったのだ。

   安倍は橋下徹大阪市長に「維新の会代表に」と声をかけられて思わずニコッとしてしまうなど、「大自民党の総裁にふさわしくないし、首相としてもすでにテスト済み」(自民党ベテラン議員)とみなされていたのだ。

   ところが、石原は地方組織に人気がなく、石破は国会議員に支持が広がらず、混とんとする総裁選を見た安倍は「オレの目もある」と手をあげた。すると、<自民総裁選総裁選「石破・石原対決」から…意外や!安倍浮上で三つ巴状況>(「朝ズバッ!」)、<全員世襲議員の自民党総裁選「目下の順位は安倍、石原、石破」>(「とくダネ!」)という情勢になったのだ。

   結果は石破は地方票で圧倒的な支持を集めたが、国会議員の票を集められず、安倍の逆転勝利となった。後出しじゃんけんの勝ちというわけである。去年の秋、ちょっと流れが違っていたら、安倍はいまごろ「日本維新の会」代表だったかもしれない。(テレビウォッチ編集部

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