議会警察官のジョンはシークレットサービスの採用面接を受けに、娘とともにホワイトハウスを訪れていた。そのとき、武装グループが大統領を人質にとり、ホワイトハウスを占領するという事件が勃発する。職員は無残に殺され、ジョンの娘も人質にされてしまう。大統領と娘の命を救えるのは、残されたジョンだけだった。ジョンは武装グループに立ち向かうが、彼らにはさらに大胆で恐るべき目的があった。
監督は「インデペンデンスデイ」「デイ・アフター・トゥモロー」「2012」のローランド・エミリッヒ、主演のジョン役はチャニング・ケイタム、大統領役はジェイミー・フォックスが演じている。
閉所恐怖症でギャグで恐怖ごまかすへたれ大統領なかなか魅力的
脚本はシンプルでわかり易く、二転三転するスピード感、激しい銃撃戦も迫力満点で、観客はずるずると引き込まれていく。ホワイトハウスには各所に武器が隠されていたり、大統領を守るための設備がったりと、これまで知られていなかった「ホワイトハウスの秘密」も登場したりして興味深い。
ジェレミー・フォックス演じる大統領役がなかなかなのである。黒縁メガネをかけないと銃も撃てないへたれで、閉所恐怖症で、慌てるとニコレットを大量に噛み、ギャグで必死に恐怖心を振り払い、でも責任感と勇気はある。お茶目な大統領の姿も必見だ。
監督がローランド・エミリッヒだけあって、この映画も簡単には終わらない。「デイ・アフター・トゥモロー」や「2012」のように、物語は「人類の危機」に向かっていく。
PEKO
おすすめ度☆☆☆