胸くそ悪い「おもてなしの心」そんなもの日本人はとっくに忘れた
閑話休題。滝川クリステルがIOC総会のプレゼンテーションでいった「お・も・て・な・し」という言葉が盛んに取り上げられている。おもてなしは日本人の美徳。外国から来た客人に日本人はおもてなしの心を持って接している等々。
私などは、この言葉を久しぶりに聞いた気がする。客からカネをふんだくるための上辺だけの『おもてなし』は溢れているが、日本人の日常生活からおもてなしの心などなくなって久しい。たしかに、中国や韓国のぶっきらぼうで客を客と思わない接客態度に比べれば日本は比較的ましではあるが、今の年寄りにも若い奴らにも「おもてなしの心」などあるとは思えない。
ひところ流行った「もったいない」「絆」という言葉もそうだ。今の日本人から失われているから、それを取り戻そうというならわからないでもないが、東京五輪で来る外国人はおもてなしを期待していると裏切られると思う。
タレントがその場限りの美辞麗句を並べただけなのに、テレビに出てくる連中が「日本人は昔からそいうものを持っていたのよね~」なんていっているのを聞くと胸くそが悪くなる。どこにそんなものがあるんでござんしょう。
安倍首相、消費税を上げるならいっそ「おもてなし税」とでも名付けたらどうだろう。わけがわからないが、案外スンナリ受け入れられるかもしれないよ。