トルコの景勝地カッパドキアの日本人女子大生2人が刺されて死傷した事件で、逮捕された26歳の男性は誤認逮捕と分かり、地元警察は別の24歳の男を強盗殺人の容疑で逮捕した。
真犯人はファラィ・ウヤール容疑者で、「彼女たちの自転車が自分の車にぶつかって言い合いになった。逆上してナイフで刺した。自分一人でやった。犯行に使ったナイフは近くの川に捨てた」と供述しているという。川を捜索したところ、供述通り凶器のナイフが発見され、奪ったカメラや現金も押収された。
真犯人と瓜二つ
重傷を負って入院中の女子大生に直接合わせ、犯人と確認を取ったのになぜ誤認逮捕したのか。釈放された男性と真犯人の映像をみると、双子かと思うぐらい風貌がよく似ている。さらに、現地で取材している吉田豪記者は「2人の身柄を拘束し逮捕した組織が別々なんですよ」と言う。男性を誤認逮捕したほうは地方の自警団的な組織、真犯人を逮捕したのは地元の警察で、それぞれ別々に取り調べを行なった結果こうなったという。
作家の吉永みち子「この顔の違いは日本人には分かりにくいですね。まして精神的ショック状態にあった被害者は間違えてしまう」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト