早い安い食べ物の象徴である牛丼チェーンが続々と「高級丼」を発売している。牛丼並が280円の吉野家がロース豚丼480円を新発売すれば、松屋も生姜だし牛めし450円といった具合だ。これもアベノミクス効果か。
いままでが安すぎた!
「これらの価格でヒットすれば景気は回復したといえる」(経済アナリストの森永卓郎)との見立てが紹介されたが、司会の小倉智昭は「森永さんの言ってることアマいと思うよ」と言うと、憤然として持論を展開した。
「コレ、高級丼って、いつも牛丼食べてる人には高級に感じるかもわからない。でも450円で街のそば屋(立ち食い以外)でナニ食える?(かけそばも食えない)」「これ(450円)がアベノミクス効果の現れだなんて、おかしいでしょ!イマまでが安すぎたんですよ、牛丼屋が! だからデフレになったんですよ!」
常々、(外食産業の)値下げ競争は自縄自縛だとの意見を表明してきた小倉にとっては、1食450円などはまだまだ安すぎて論外のようではある。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト