放射線量いったん下がっても、雨で流れ込んで再び上昇
川内村では新たな問題が発生していた。除染でいったんは下がった住宅の放射線量が再び上昇していて再除染の必要が出てきていた。川内村の除染は6月で1222世帯全部を終えた。村の中心は毎時0.079マイクロシーベルトと国の基準0.23を下回っていた。それがまた上がるとはどういうことか。ある家では、1年半前の除染で数値は0.7マイクロシーベルトから0.3へと減っていたのだが、いま計ってみると0.5だった。
裏が山なので、雨などで放射性物質が流れ込んでくるらしい。除染は建物から20メートルまでしかやらないから十分に考えられる。村はいま国に再除染を求めている。
司会の加藤浩次「こういうケースはもっとありそうですね」
宮崎哲哉(評論家)「実際は庭先に埋めるとかしている。とてもコントロールされてるとはいえない」
キャスターのテリー伊藤「東京ドーム23戸分の場所が必要ですが、そんな場所ありませんよ。無理です。下手をすると、仮置き場が最終処分場になりかねない」
そんな状況でオリンピックが割り込んできて、省庁のシロアリもなくならず、さらに復興が遅れやしないかと心配になる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト