プロ野球の伝説記録であるシーズン最多本塁打―1964年に王貞治選手が放った55本のホームランが塗り替えられそうだ。2001年のタフィ・ローズ、2002年のアレックス・カブレラが王の記録に並んだが、越える者は約半世紀いなかったのである。
しかし、東京ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティンがきのう11日(2013年9月)、54本目のホームランを打ち、記録更新まであと2本と迫った。
残り23試合…何本までいくか!?
「すごいチカラです。バレンティンてのは」
野球通の小倉智昭キャスターも感嘆すると同時に、記録更新に太鼓判を押した。「121試合で54本でしょ。残り23試合ありますから、王さんの55本を抜くのは確実でしょう。何本までいくのか」
かつては「王さんの記録を守ろう」的な動きもあったようだが、さすがに10~20試合敬遠の珍記録の達成は困難と思われる。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト