2020年の東京五輪まであと「2509日」だそうだ。経済界はじめ各方面から効果を期待する動きが出ている。気の早い「朝ズバッ!」がチケット会社に聞いてみたところ、さすがにまだチケット販売に対する問い合わせは来ていなかったが、きのう9日(2013年9月)、オリンピック関連株はストップ高が相次いだ。「7年越しの皮算用」に沸き立つなか、開催が夏になったことで、期間中の天候を心配する声もある。
2020年7月24日~9月6日の開催期間。今年の異常気象なら炎暑か豪雨!
東京五輪の開催期間は2020年7月24日から8月9日まで。パラリンピックは8月25日から9月6日まで。今年の7月、8月はこれまで経験したことがないような猛暑やゲリラ豪雨に襲われたが、7年後の夏の天気はどうなっているのか。
「ひょっとすると、40度近い暑さの中での開会式になるかもしれません」と予測するのは気象予報士の森朗だ。ポイントは「梅雨明け」だという。関東地方の梅雨明けは平年は7月21日前後だから、開会式の24日は梅雨が明けている可能性が大きい。そうなると、「夏の暑い傾向は年々強まっていますから、今後7年の間にさらに気温が上がり、猛烈な暑さになる可能性があります」
逆に、梅雨が明けなかったらどうなるのか。豪雨・大雨のおそれがある。森は「天気のことだけを考えれば、日取りとしては向いていないと思うんですけどね」と夏の開催に首を傾げる。
コメンテーターの三屋裕子(スポーツ・プロデューサー)が心配そうに「今年と同じ暑さがきたら、マラソンとかきついですよね」
潟永秀一郎(『サンデー毎日』編集長)「見る方も大変…。開会式に倒れる人が続出するかもしれない」
半世紀前の1964年の東京オリンピック開会式は10月10日で、NHKのアナウンサー北出清五郎が「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような」と表現した見事なほど爽やかな秋晴れだった。