地元・福島にも同じことが言えるのか
2度目の夏休みのみのもんたに代わって司会を務めるアナウンサーの井上貴博がコメンテーターに聞く。「安倍総理は現状について、状況はコントロールされていると発言しました。この発言が招致の決め手になったといわれています。いかがでしょうか」
杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)は「一国のリーダーが世界に向けて覚悟を示したことは良かったと思う。ただ、地元の方がおっしゃっている違和感ですよね。本当に完全にコントロールできていたら、次から次に予期しないことは起きない。福島の当事者の気持ちはよくわかります」と話す。
三屋裕子(スポーツ・プロデューサー)「オリンピックは大歓迎なんですけど、五輪のために復興が後回しになってはいけない。みんなが喜ぶ五輪にするために、福島の問題はきちんと丁寧に考えてほしいと思います」
潟永秀一郎(『サンデー毎日』編集長)は「前向きにとらえれば、責任をもってやると言ったんだから、これは国際公約です。実行してもらわねばなりませんが、地元の方々が心配されているのだから、安倍さんは地元の皆さんにも同じことをきちんと伝えるべきです」という。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト