2020年東京五輪の種目で残っていた最後の1枠がレスリングに決まった。ロゲ会長が「49票でレスリングが選ばれました」と発表し会場から歓声があがった。野球・ソフトボール24票、スカッシュ22票だった。
伊調馨選手(29)は「レスリングと聞いた瞬間、本当に嬉しかった」。吉田沙保里選手(30)は「7年後はあっという間に来るんじゃないですか。夢を追っていれば」という。
「母は結婚したほうがいいよって…」
浜口親子に中継が繋がった。例によって父のアニマル浜口が大声で「やったあ、やったあ、レスリング、レスラー大好きだあ、大好きだあ、オレの宝だあ。おい、お前も何とか言えよ」とやっている。娘が「アスリートの夢ですね。生まれ育ったところで試合に出れるということは」と話す。横から父親が「おい、目指してくれよ、頑張って、本当に!」と叱咤する。
京子「名前も東京の『京』で縁があるような気がするけど、そのころには結婚も着実にしているし」
父親「そんな簡単に言うな」
京子「でも、母が結婚したほうがいいよって」
7年後に娘は42歳。父の夢は届かず消えてしまうかも・・・
スタジオで石原良純(気象予報士)が元JOC企画専門委員の伊藤公に、「東京開催が決まったことがレスリングへの追い風になったのでしょうか」と聞いた。伊藤は「ルールが分かりにくいとIOCから改革を求められていて、改革した結果がこうなったと思います。日本レスリングはメダルの宝庫ですから、追い風になったでのしょう。もしマドリードだったらスカッシュだったかもしれない」という。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト