東京五輪決定の勝因!IOC委員と上手にたくさんハグできたから…ホントかね!?

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   ブエノスアイレスで開かれていた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2020年の五輪開催地としてロゲ会長が読み上げた都市は「TOKYO」だった。まずはよかった。これでも56年ぶり。あらためて「もっと早ければもっとよかった」という声もあった。

   決定の瞬間、会場の日本代表団ははじけたように立ち上がり、抱き合い、大声で叫んだ。フェンシングの太田雄貴選手が人目もはばからず泣いていた。「これまでで一番嬉しかった瞬間でした」という。

間抜けなレポーター!1回目投票勘違い「東京が消えました」

   世田谷・駒沢体育館のパブリック・ビューイング(PV)会場にいた阿部祐二レポーターが「東京、東京」と連呼した。しかし、その1時間前、1回目の投票でスクリーンから東京の名前が消えて、阿部は「東京が消えた」「落ちてしまった?」と叫んでいる。2、3位同数による再投票という音声が伝わらなかったのだ。

   もっと間抜けだったのが現地ブエノスアイレスにいた大竹真レポーターで、プレスの数が多すぎて日本関係者の会場に入れず、なんとマドリードのPVで日の丸の鉢巻きをしていた。「なんだコメディアンか」といわれたらしい。そのマドリードが落ちて、街に出た大竹はオベリスクのある広場で地元の女性たちと抱き合って喜んでいた……。

   2回目の投票は東京60票、イスタンブール36票で圧勝だった。マドリードの票の3分の2が東京に入っていた。

   キャスターのテリー伊藤「震災でもやもやしていたのが、晴れたような……日本中が元気になる」

   勝谷誠彦(コラムニスト)までが「悪口いうのが商売だけど」なんていってる。

   投票に先立って行われた日本のプレゼンテーションもよかった。震災の支援へのお礼を述べた高円宮久子妃は流暢な英語とフランス語。猪瀬東京都知事も選手たちも安倍首相までが英語で、特別プレゼンターの滝川クリステルさんはフランス語だ。

日本人はハグ・キス下手だったけど…

   良かったのは、パラリンピック走り幅跳びで3大会に出場の佐藤真海選手(31)。「わたしがここにいるのはスポーツに助けられたからです」と右足を失って立ち直るまでを話し、さらに気仙沼出身で実家が震災で被災したこと、アスリートたちが被災地を訪れ子供たちを励ましたこと、とくに外国の選手200人が1000回も訪れた。「オリンピックがもたらす力をみた」「スポーツは偉大だ。夢を作り笑顔をもたらし人々に絆をもたらす」と訴えた。

   安倍首相は福島にふれて「状況は完全にコントロールされている」といった。日本人なら「エッ?」と思う内容だが、質疑も無難に乗り切った。これでほぼ決まったといっていい。

   司会の加藤浩次「(ロゲ会長の)トーキョーといういい方には気が抜けた」

   勝因のひとつに、IOC委員とのハグを積極的に繰り返したことがあると「スッキリ!!」はいう。ホントかね。猪瀬知事は「チームワークですよ」といっていたが、ジェスチャーは大きかった。

   加藤「日本人はハグできないですよね」

   杉山愛(プロテニスプレーヤー)「ハグ、キスはあちらでは当たり前ですからね」

   テリー「猪瀬さん、普段無愛想じゃない。いまごろぐったりしてるよ」(笑い)

   オリンピック招致を受けて、けさ9日(2013年9月)の東京証券取引所は建設、不動産を中心に全面高になった。なんとも素早い。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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