2020年のオリンピック招致でわが日本が圧勝したというので、けさ9日(2013年9月)の「とくダネ!」は「祝」東京五輪開催決定SPなる特番模様となった。スタジオには「とくダネ!」史上で最大だという「結構カネかかってるらしい」(小倉智昭キャスター)クス玉も割られて、拍手と紙吹雪が舞った。
「オリンピックが将来に向けての希望与えてくれる」って…能天気過ぎない?
ところで、カネといえば、オリンピックは経済の「特効薬」としては、どのくらいの薬効があるのだろうか。コメンテイターの夏野剛・慶応大学客員教授が言う。「いまの日本の経済を見ると、個人資産、内部留保がたくさんあって、1700兆円のおカネがあります。人の質もすごくいい。モラルが高い。技術もある」
そんな日本にないのは「自信」と「将来に向けての希望」だそうである。そして「このオリンピック開催がそれを与えてくれた」のだそうだ。「ここでみんなが前向きになっていろんな投資が行われると、日本にとってカンフル剤になる」(夏野)
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト