2020年五輪の東京開催に続き、日本にもうひとつ朗報が飛び込んだ。今朝はレスリング復活が決定したのだ。ロンドンオリンピックの女子レスリング金メダリスト・小原日登美は「これからは子供たちの指導に力を入れ、2020年のオリンピックを背負ってくれるような選手を育てます」と話す。
「IOCの勧告ありがたかった。ルール改正や体質改革のきっかけ」
スタジオの井上貴博アナがアルゼンチン・ブエノスアイレスにいる福田富昭(日本レスリング協会会長)に「復活できると信じた割合はどのくらいありましたか」と聞く。
福田「復活すると信じていました。でも、結果は最後の最後までわからない。復活できる可能性は53%ぐらいかなと考えるようにしていました」
ゲストの玉木正之(スポーツジャーナリスト)「IOCは1度はレスリングをオリンピック競技から外すということを決定しました。それがまた復活されても良いことですが、IOCに改めていいたいことはありませんか」
福田「むしろ逆です。IOCの勧告があったから、ルールの改正や改革を進めることができました。感謝したいぐらいです」
井上「福田会長は積極的にロビー活動をしていました。でも、その姿はこれまでと違って、面談したIOC委員と抱き合ったりしていました。会長の中でどのような変化があったのでしょう」
福田「とにかくレスリングの楽しさおもしろさをわかって欲しいという思いが強くありました。そういう感情がそのような行動を取らせたのでしょう」
これまで日本のレスリング界がオリンピックで獲得したメダル数は62個。この記録をどこまで伸ばせるか。