アベノミクスで給料減っている!厚労省統計で14か月連続でマイナス
『朝日新聞』9月3日付にこんな記事が載った。<厚生労働省が3日発表した7月の毎月勤労統計調査(速報)で、パートを含む労働者1人がもらう現金給与総額は、前年同月比0・4%増の36万2141円と2カ月連続のプラスだった。1年前よりボーナスを多くもらう人が増えたためで、月々の賃金は0・4%減の24万2205円と14カ月続けて減っている>
ボーナスを除いた月々の賃金は、残業代を合わせても26万957円と、1年前より0・3%減少しているというのである。
『週刊ポスト』の「タクシー運転手100人に聞いたアンケート」で、景気が回復したという実感はあるか? と聞いたところ、72%が「NO」と回答している。
景気回復がしていないのに消費税を8%に上げれば、それこそ未曾有の景気後退を招かないとも限らない。安倍首相は10月に決断するといっているが、週刊文春は麻生太郎副総理兼財務相が「総理は、消費税を上げないつもりだぞ」と、最近、党の重鎮にこぼしたと報じている。腹の内をのぞかせない安倍首相に、疑心暗鬼が政界で拡がっているようだ。