最近は多くのタクシーが車内カメラを搭載しているようだが、そのおかげでタクシー内の出来事がワイドショーで流れる機会も増えているようだ。けさ4日(2013年9月)の「とくダネ!」は、「巧妙化」するタクシー事件の一例として「当たり屋」風の客がフィーチャーされていた。
数万円程度の現金要求…面倒嫌って運転手泣き寝入り
石川県金沢市で先月、タクシーに乗り込んだ女性がドアが閉まる際に手の指を挟まれたと訴え、運転手に病院の診察代を要求する事案が10件以上発生した。そのうち1件は詐欺の疑いで容疑者が逮捕されているが、容疑については否認しているという。
番組によると、2~5月に京都でも似たような事案があり、客の見た目や話す内容が金沢のそれによく似ているという。ドアを閉めると、指を挟まれたと痛がるが、車内カメラからはちょうど助手席の死角になっているので、ハッキリとはわからない。運転手が病院に行くようすすめると、これから仕事がありすぐはいけない。病院に行けるのは夜遅くなるので診察料が高くなる。せめて「初診料」だけでも現金でいますぐくれと、数万円程度の現金を要求するといった進行になっているようだ。
運転手のなかには、客の言うことが詐欺まがいと思っても、警察に届けるなどすると時間を取られるため、少額で済むならその分稼げばいいとカネを支払って泣き寝入りするケースもあるという。
文
ボンド柳生