ここで見破れブラック企業!離職率、平均年齢、女性比率…足もと見られている若者

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   「毎日深夜までのサービス残業を強要される」「仕事ができないなら会社をやめろと脅される」「売り上げが悪いと暴力をふるわれる」――

   過重な労働や残業代の不払いなどで若者を使い捨てるにする「ブラック企業」が社会問題となっているが、おととい1日(2013年9月)行われた厚生労働省の無料電話相談には1042件の相談が寄せられた。

月300時間のサービス残業。了解取ったのに遅出2回で解雇

   「朝ズバッ!」は2人の被害者が語るブラック企業の実態を紹介した。7年前に小売業の会社に就職した男性は高校を卒業後、20代半ばまでフリーターをしていたが、やっと正社員で就職できた。ところが、「4日間で80時間くらい働いたことがありました」という勤務実態だった。入社9か月で店長に昇格したものの、月に200~300時間の残業代は未払いで、店長になる前よりも月収が約8万円減った。よくいわれる「名ばかり店長」だ。3か月後にうつ病を発症、以来休職状態となり、6年間自宅療養を続けている。

   今年(2013年)4月、都内の商社に正社員として就職した男性は、新しい業界なのでやりがいがあると思っていたが、7月下旬に突然解雇を言い渡された。「遅刻が2回だけあったんです。1回目は半日休暇という形で、2回目は病院に行くということで1時間遅れるというものでした。どちらも事前に早い段階で会社に伝えていたのですが、2回目の遅刻をしたその日のうちに解雇を通告されました」

   解雇について取引先などにいわないよう口止めされたという。現在は就職活動しながら裁判の準備を進めている。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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