司会の加藤浩次が「嬉しいニュースが入ってきました」と伝えたのが、柔道世界選手権の団体で、日本女子の金メダル獲得だった。個人では1991年のバルセロナ以来という金メダルなしに終わっていただけに、最後に意地を見せた意味は大きい。
個人女子では金メダルなし
この大会では、男子は軽量級で金メダルが続いたが女子は不調だった。31日(2013年8月)の78キロ超級も、「最後のとりで」と期待された田知本愛が銅メダルに終わった。
しかし、最終日のきのう1日に行われた団体戦では、1回戦、2回戦、準決勝とも5-0という快進撃だった。団体戦は5人で勝ち負けを競うトーナメント。決勝は開催国のブラジルとあたり、3-2で勝った。かろうじて意地を見せたとい うわけだ。
加藤「個人戦では勝てない。オリンピックには団体戦はないですからね」
勝谷誠彦(コラムニスト)「柔道連盟のごたごたはこの女子の問題からはじまったので、ホントに意地を見せた」
ルール変更で日本不利に
男子の方も軽量級で金メダルが続いたあとは鳴かず飛ばず。団体戦も2回戦でウズベキスタンに敗れた。結局、今大会の結果は、男子が金3個、銅1個、女子は銀1個、銅2個だった。
キャスターのテリー伊藤「ずっと見ていたが、今回ルールが変わったんですよね。重量級は他の格闘技からの転向が多い。いろんな要素が入ってくる新ルールは日本に不利なんです。日本も柔道と並行して他の格闘技もやらないとダメ」
加藤「日本のパターンではダメですかね」
テリー「だと思いますねぇ。柔道連盟も分かってると思う」
勝谷「講道館柔道だからね、保守的」
テリー「それじゃあ勝てないですよね」
加藤「女子は団体で金メダル」
決勝までは5人が全勝できているということは、レベルがそろっているともいえるが、突出した力がないと個人では勝てない。この悩みは深い。