人に襲いかかる野生の猿が宮崎県日向市で暴れまわっている。井上貴博アナによると、「猿が姿を現したのは先月28日(2013年8月)からで、これまでに11人の住民が襲われています。このうち、女性は足を骨折しています」という。女性は「夜、窓を開けて寝ていると外で物音がしました。何だろうと思って窓を大きめに開けたら猿が部屋に飛び込んで来たんですよ。足を噛まれて振り払ったが、今度は馬乗りのようにしてきた。その瞬間、殺されるのではと思いました」。女性は手近にあったものを投げつけ、猿は逃げて行ったという。
別の中年男性は「足に噛み付かれて振り払おうとしたが、猿はなかなか落ちなかった。相当、深く噛み付かれたようで傷は今でも残っています」と包帯に巻かれた痛々しい足を見せた。
体長50センチのオス…異常熱暑・豪雨で山中に異変?
井上「猿は体長50センチ前後のオス。何らかの理由で山から下りてきたようです」
日本モンキーセンターの加藤章園長は「猿は基本的には菜食主義。山に木の実や水などが豊富にあれば、野生の猿は滅多に人里には降りてきません。それが人里に出現したということは、山で何かが起こっているということでしょう」と説明する。
井上「これまでは、野生の猿に出合ったら、目を合わせずゆっくり後ろに下がると言われてきました。でも、これはもはや通用しないと加藤園長は話しています」
「野生の猿が出没した周辺には、近づかないことが大事です。猿はいつ、どこから出てくるのかはわかりませんから」という加藤園長の警告した。
文
ナオジン