「三重・中3殺害」4日間も遺体発見されなかった謎…友人たち不可解な「LINE」会話

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   三重県朝日町の空き地で29日午後(2013年8月)、パトロール中の警察官が10代と見られる女性の遺体を発見した。遺体は下着のほかは衣類を着けず仰向けに倒れていたという。近くに住む中学3年の女子生徒(15)が4日前から行方不明で捜索願が出されており、解剖の結果、遺体はこの女子生徒と特定された。死因は窒息死で、遺体に目立った外傷はなく、周辺からは携帯電話などの所持品は見つかっていない。

ひと言メールに「彼女が心配」「何や?」「……」

   現場を取材している井口成人レポーターによると、発見された場所は、近所の住民も「人通りはないし通るのは車だけ」「(わき道は)みかん畑ばかり」というさみしいところだが、道をはさんで反対側は住宅地だ。遺体を引きずった後はないというから、ここで殺害された可能性は高く、なぜ4日間も遺体は見つからなかったのか。

   女子生徒は女友達と2人で25日の四日市市花火大会を見物に出かけ、よる10時半ごろJR関西線・朝日駅近くの大型スーパー前で友人と別れた。ちょうどそのころ、姉がメールで「何時に帰るの?」と送信したところ、「すぐ帰る」と返信があったという。朝日駅から遺体のあった場所まで10分足らず。そこから女生徒の家までは800メートルほどしか離れていない。なかなか帰ってこないので、姉が30分後に再び電話したが、このときは繋がらなかったという。

   ただ、花火大会に一緒に行った女友達は別れた直後に不安を感じていたらしい。同級生の男友達によると、「友達同士でLINEしている『ひと言メール』に、その女友達が『心配』みたいな感じで書いてあって、『何や?』と聞いたが、全然教えてくれなかった」という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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