夏休みの絵日記飾るはずだったイプシロン発射!「飛ばんけ~」子供たちもため息

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「5、4、3、2、1、ゼロ…アレ?」
「飛ばんけ~」

   岡山県の生涯学習センターでカウントダウンをしていた子どもたちからため息が漏れた。発射場のある鹿児島肝付町では、目の前の発射台でじっとしているイプシロンに「ウソ~」「信じられない」

   惑星観測衛星「スプリントA」を搭載して、27日午後1時45分(2013年8月)に発射予定だった最新鋭国産ロケット「イプシロン」が、発射19秒前に姿勢異常を検知して打ち上げを自動停止した。

機体にはまったく異常なし!まあ、初めてのことなんだし…

   イプシロンは12年ぶりに作られた国産新型ロケットで、これまでの国産主力ロケット「H2A」は製作に100億円かかったが、低コストの38億円で完成させた。人工知能で打ち上げ前の点検を自動的に行ない、IT技術を駆使して理論的にはパソコン1台で打ち上げが可能という。

   前日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の森田泰弘プロジェクトリーダーは「絶対成功間違いなしの強い気持、自信を持って堂々と打ち上げに望みたい」と語っていた。その森田氏、打ち上げ延期のあとに「はっきり断言はできませんが、機体には全く異常はないと考えています。ロケットは傾いてないし、ロケットセンサーにも異常はなかった」と語った。

   JAXAによると、「打ち上げ20秒前にコンピュータが起動し、傾きに関するデータを地上のコンピュータに送信したが、その数値があらかじめ設定していた基準と違ったために異常と判断した可能性がある」という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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