大阪・梅田たった10分の雨で水浸し!一瞬で27.5ミリ「一気にドーンと来よった」

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   大阪の中心街・梅田で25日(2013年8月)の昼前、猛烈な雨に襲われわずか10分間で水浸しになった。「ホンマの一瞬。一気にドーンと来よった」ようで、まさに豪雨テロによる水攻めだった。

   阪急・梅田駅北側にある「かっぱ横丁」と呼ばれる商店街は、午前11時過ぎわずか10分間に27.5ミリという大阪市観測史上にない雨量を記録した。1時間に換算すると165ミリという猛烈な雨だった。

「悲惨、冷蔵庫や冷凍庫はパーや。ものの10分で一気に水が上がってきて、下水からも上がってきてあっという間や」(商店街店主)

住宅は床上・床下浸水。JR線も運転見合わせ

   大阪出身の前田典子(モデル)も「あの梅田がこんなになっちゃって。ちょっとびっくりしましたね」

   大阪市内ではこの豪雨テロで住宅約180棟が床上・床下浸水の被害にあい、JRの一部路線も一時運転を見合わせたためダイヤが大幅に乱れた。

   梅田は江戸時代には池や沼の多い湿地帯で、それを埋め立てた「埋田」転じて梅田になったというくらいだ。防災システム研究所の山村武彦所長は次のような指摘をする。

「大阪市内はほとんどがゼロメートルで、高いところでも海抜10メートル程度です。昨年も一昨年も8月にゲリラ豪雨による浸水があり、これで3年連続です。ゲリラ豪雨が激しくなっているのが分かりますね。大阪市は水はけが非常に悪く、昨年、時間雨量の60ミリ対策を始めたばかりだが、これからは10分間雨量を想定した対策を考える必要があります」

   モグラ叩きみたいな対策では限界がある。「50ミリ、60ミリ対策では追いつかないし、排水を公共事業で全部やるのは不可能です。せめて一人ひとりが緊急の場合どこへ避難すればいいのか、心掛けておく」(元共同通信記者の青木理)ことしかないのかも。

文   モンブラン
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