きのう22日（2013年8月）、日米通算4000本安打を達成したヤンキースのイチロー選手（39）は記者会見でもかっこよかった。「きりのいい数字は1000回に1回しかこないので、それを4回重ねられたのはとてもじゃないですね、まあそれなりかなと」とイチロー節だった。
ヤンキースタジアム総立ち拍手に感激「ボクのためにゲームを止めてまで…」
さすがにイチローも達成した瞬間の球場の反応には驚いたらしい。ヤンキースタジアムが総立ちで拍手を送り、イチローが1塁ベース上でヘルメットをとって応えていると、ヤン キースのチームメイトが1塁をとり囲んだ。
「やめてくれと思いましたよ。嬉しすぎて。ボクのためにゲームを止めて時間を作ってくれるなんて、とても想像できるわけがない。ヤンキースタジアムで。ただただ、感激しました」
ところが、4000本達成についてはクールだった。「誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには、8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。それと常に向き合ってきた。誇れるとしたらそこじゃないかな」
「これからも失敗をいっぱい重ねていって、たまにうまくいってという繰り返しだと思うんですよね。うまくいかなかった時間とどう自分が対峙するかによるものだと思うので、うまくいかないことと向き合うのはしんどいですけど、これからもそれを続けていく」
ピート・ローズ4256本達成は45歳。イチローまだ39歳！残り256本いけるぞ
司会の加藤浩次「かっこいいですねぇ。これ4000本打ったことじゃないんですよ。8000回悔しい思いに向き合ってきたのが誇れると」
キャスターのテリー伊藤「イチローのすごさはヤンキースに来てからだと思うね。マリナーズでは必ずレギュラーで1番だった。ヤンキースだとダブルヘッダーで 1試合目に2安打しても2試合目に降ろされちゃう。その中で自分を保つのは相当大変だと思いますよ」
これからを占う数字を並べてみると見えてくる。4000本超は2人。タイ・カップが4191本を記録したのは42歳の時で、4000本達成は40歳だった。ピート・ローズの4256本は45歳だ
阿部祐二レポーター「イチロー選手は39歳。一塁に走ることができるまでやるといってますから、いきそうですね」
加藤「簡単にいきそうな気がするの、ボクわかります」
テリー「記者が『5000本までいきますか』と聞いた。それに対して『環境さえ許せば』といってる。監督が使ってくれれば、今みたいな使い方じゃなくて、私を信じてくれればということ」
ワールドシリーズのMVPの松井秀喜選手を放り出した球団だからね。何が起こるかわらない。