藤圭子のジレンマ…素は明るいキャラなのに、歌手として演じ続けた「不幸」

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宇多田ヒカルが売れ始めた時のうれしそうな顔

   芸能リポーターの井上公造は藤が日本にいたことも知らなかったという。それほど関係者とは連絡を絶っていた。同居している男性は内縁関係ではないという。く、藤は宇多田事務所の役員でもあり、自らの収入も05年で1億5000万円くらいはあった。困ってない。ただ、素の藤圭子は明るい人だが、歌手藤圭子はそうであってはいけなかった。

   井上「宇多田さんが売れ始めたときの嬉しそうな顔が忘れられません。最近会った人には、また歌いたいといっていたというが、今年3月に恩師の作詞家石坂まさを氏が亡くなった時、葬式に姿も見せず弔電も花もなかった。その石坂さんの偲ぶ会がきょう(23日)なんです」

   テリー「知ってたかもしれませんね」

   司会の加藤浩次「公の場に姿を見せた最後はいつなんですか」

   井上「2006年に、ニューヨークの空港で麻薬を疑われて現金を差し押さえられたとき、いくつかのテレビのインタビューに答えたのが最後です」

   藤圭子の足跡とまとめたVTRを観たテリーは、「宇多田ヒカルさんの歌みたいなものを歌いたかったのかもしれない」といったが、そうだとしてももう聴けない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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