自分たちでデザインした服を売りファッションショーにも出演
会場はシープラザ釜石。イベントには109とテナント、釜石市から300人が参加した。もちろん佳奈さんらもいる。ミーティングで佳奈さんがあいさつした。「ありがとうございます」からはじまったが、だんだん感激して涙があふれて声にならない。やっと「たくさんの方に関わっていただいて嬉しいです。一生懸命頑張ります」といって、拍手でスタートした。
開場前から200人が列を作り、県外からも来るような盛況で、50づつ4種類用意したオリジナル商品は大人気で、佳奈さんデザインのワンピースは完売した。「やばい、めっちゃ嬉しい」
最終日にはファッションショーがあった。ライブもあって、人気モデルに混じって、佳奈さんら中学生も自分たちのデザインを身につけて参加した。プロの手でメークアップすると、まあ、これが中学生!? かくて佳奈さんたちの夏は輝いたのだった。
司会の加藤浩次「動いてみるもんですね。行動力は大事」
キャスターのテリー伊藤「1通の手紙が日本を動かしてる。映画を見たりして泣くことあるけど、自分で何かをして泣くってことはあまりない。いい経験したね」
「学校からの帰りに友だちと話していたアイデア」だと佳奈さんはいう。おそらく日本一幸せな夏を過ごした中学生だった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト