「どんなタンクも必ず漏れる」を前提にして対策急げ
ゲストのエネルギー総合工学研究所の内藤正則氏が、なぜ汚染水漏れが起きたのか解説した。「組み立て式ではなく、溶接を使用したタンクなら漏れは少なくなります。しかし、それが完成するまでには2年前後かかります。また、溶接でも絶対に洩れないということはありません。洩れるということを前提に対応する必要があります」
みの「漏水はタンクを取り囲む堰の排水溝の弁が開いていたからといわれていますが」
内藤氏「弁を閉めたままだと、堰の内部に溜まった水が雨水なのかタンクからの漏水なのか分からなくなります。それで、開けたままにしたのだと考えられます。弁の使い方の研究不足だったという点は否めません」
福島原発敷地内には汚染水漏れを起こしたのと同型のタンクが350基ある。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト